〜感想〜


お尻の割れ目は見せるもの?

国を挙げてセクシー・ダイナマイトを作り上げているアルゼンチンでの、ある夜の事。
前を歩いていた女の子が、腰ではいているスカートを、くるくると下に巻き始めた。ーおっ?
彼女はお尻の割れ目が見えるところまで巻いて下げると、ようやくその手を止めたが、その割れ目の上辺りには何と薔薇の刺青が!

ラテンに、恐れ入りました!!(しかしここは本当にカトリックの国かい???)
レディ・ファースト

イスパニヨールの伝統か、どこに行ってもレディ・ファーストの扱いを受けるのは心地良かった。
それは相手が有色人種であろうと関係無いみたいで、いわば紳士のマナーといったところか?

でもレストランで食事の時、皆はお花を一刺しもらうのに、私だけキャンディを沢山もらった時は、「何でだ!!!!」
いずれにしてもかの地に居ると、外見も態度も、それなりに女らしくしようという気になるから不思議だわ。
微笑みの国

ここは愛想の良い国である。
横断歩道で向かい合い、偶然目が合っただけで会釈してくれる人達の、なんと多かった事か!
道行く見知らぬ人からの挨拶。タンゴの会場でも目が合えば必ず「タンゴが好き?」と一声かけられる。

メンドーサで地図を片手にウロウロしていたら、かなりご年配のおじいさんが、私の横にやってきて、ずっとついていてくれた。
地図を指しては通りの名を読み、道路の看板を指差し、身振り手振りの解説をする・・・
そんな風にして、ずっとホテルまで送ってくれた。
独りで居る孤独から開放された事、ひとなつこさに感激したこと、全部全部、忘れられない。
廃墟となったボデガ(ワイナリー)

アルゼンチンで消費される殆どのワインを生産するメンドーサで、葡萄畑の田舎道をバスで流していると、
たまに見られる風景の一つに、廃墟となったボデガがあり、思わず、はっとする。

伝統のありそうな看板が、建物と共に残骸として残っている。遠目にも荒れ果てた廃墟は、
かつては豊かなワインを生産していた筈・・・・

不況の影響で何百という個人醸造主が倒産したと、あとで聞きました。
暗部

街は一見先進国の様に物が溢れていて、どうしようもない程の経済状況が、ツーリストには見えてこない。

でも、レストランやカフェに居ると、とてもみすぼらしい幼い子が店に入ってきて、お金をねだったり商売をはじめる。
(彼らがお店に勝手に出入りする事を、お店の人は殆ど止めない。これには少し感動した。)

幼いのに、生活に疲れた顔をしている子供達。そして、平然と無視する、その他の人達。
連れている自分の子と、同じ歳位の子供が浮浪者でいても、何とも思わないの?と、慣れない私は感じてしまう。

貧富の差はアジアでも見慣れて居るけど、アルゼンチンの場合、国自体が一見貧しく見えない処で、激しく矛盾を感じた。
同様に列車やバスにのっていると、紙切れをひざの上に次々置いていく。これは大人もやる。
大抵宗教画とセットで、家の窮状を訴える内容が切々と書いてあるらしい。

道に座り込んでいる若い娘。
一見まるで普通の今時の服装で、彼女が何をしてるのか解らない。
でも片手の手の平を上にあげている。
この若い彼女は、何と物乞いだったのだ!これにはびっくり。。。


マックで人だかり

マクドナルドに入った時の事。ここなら英語が通じるだろうと思ったのが甘かった!
“オレンジ”も“ジュース”も全く通じない。。。意地でもスペイン語で言ってやらない、などと珍しく意地になっていたら、
そのうち人だかりが出来てしまった。。。
何故素直に“ナランハ”(オレンジの事)と“ウーゴ”(ジュースの事)って言いたく無かったのか、自分でも解らない。


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