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神楽坂コネクション/番外編

 

 
 白根全氏・・・神楽坂キイトスCafe茶話会「シクラス遺跡調査報告会」つながりです。
★ 白根全氏のご紹介コーナーです 
白根全/冒険者/カーニバル評論家/南米/ペルー/キューバ/地平線会同人
福音館書店・月刊誌「たくさんのふしぎ」
    2008年6月号(定価:700円)


「カーニバルがやってきた」

写真・文/白根全

南米ペルーは“シクラス遺跡”の「発掘調査報告会」で知り合いました。
すごく面白い本をくださったので、 皆さんにもちょっとだけご紹介します。

注文課/03-3942-1226
(福音館書店です)
白根全/冒険者/カーニバル評論家/南米/ペルー/キューバ/地平線会同人

○この頭、お魚だよね?
  ロイヤルアスコットに
お勧めじゃない?
白根全/冒険者/カーニバル評論家/南米/ペルー/キューバ/地平線会同人
左の写真は、私が
特に気になったものです。

あの巨大な「にわとり」は、
一体何なの????

もう、気になって気になって。

だって、足元の豆粒みたいのが
人間なんですよ?

この「ニワトリ人形」を目印に
人々が集まって、夜通し
踊り明かすのですと!


あー是非この目で
見てみたい〜!!!
白根全/冒険家/カーニバル評論家/南米/ペルー/キューバ/地平線会同人/カーニバルの誘惑
「カーニバルの誘惑」 ラテンアメリカ祝祭紀行

  写真・文/白根全
(毎日新聞社・刊)

定価/2,525円 → 2,500円(税込)に。

※送料160円で発送可能。
備考欄に、「メール便希望」って書いてね。
白根全/カーニバルの誘惑
ビバ カーニバル!

けんかも戦争もやめて
みんなカーニバルに集まろう

「カーニバルの誘惑」冒頭書き出しより一部抜粋  抜粋なので、文の省略部分に「〜」を入れます。

−序章/余は如何にしてカーニバル教徒となりしか−

「人は何のために生きるのか?」
人類史上最強かつ永遠不滅、太古の昔より問われ続けてきたこの問いに、人は頭脳の限界に至るまで悩み続けてきた。〜
しかるに、その答えやいかにとなれば、これは呆れるほどに一目瞭然単純至極、すなわち「人はカーニバルのために生きる!」のである。〜
「人はパンのみにて生きるにあらず」と同様、絶対の真理、究極の哲理である。〜
本家のヨーロッパでは衰退して久しいが、ラテンアメリカに移入されて以来、カーニバルは異様なほどの発展をとげてきた。アフリカ起源の色彩が加わった祝祭はとくにパワフルだ。その主人公といえば、普段は社会の底辺に暮らす、名もない庶民である。
毎年、カーニバルの瞬間だけ爆発し燃え尽きる。残りの日々をその聖なる一瞬のためだけに費やす。これこそが、清く正しい人生の過ごし方というものである。場所は違っても、毎年のように推定瞬間最大踊り騒ぎ人口数百万人の中に身を置くと、人間の生はまったく別の見え方をしてくるものである。今、この瞬間に、踊りまくりながら死ねたら最高に幸せ!ってな人生もありだろう。〜

パタゴニア特急、リオ行き/ブラジル リオ1982


思い返してみれば中学生の夏休み、ラグビー部の強化練習の帰りに見た一本の映画が始まりだった。「黒いオルフェ」である。〜
「黒いオルフェ」も半分は音楽に惹かれたのではあったが、カーニバルを意識した最初のきっかけであったことは間違いない。大げさに言えば、ここではないどこか異なる地「異境」を、そして「南」を初めて思想的に発見したのかも知れない。「そうか、こういうのもありなんだ!」岩山に貼り付いたファベーラ(貧民街)に暮らす人々と、カーニバルに注がれる過剰なエネルギー・・・・・、くっきり生きる人の姿があった。見たこともない発熱の仕方だった。すべてが自分の周囲には存在したこともない遠い異境の光景であり、脅威ですらあった。
いつの日にか、必ずこの光景を自分の目で確かめに行こう。映画館の暗闇のなかで、ごく自然にそう思い込んだ自分が在った。〜

その2.再びリオへ/ブラジル リオ 1989


モーホの人々は「サルゲイロが好きだ」とは言わない。「自分はサルゲイロだ」と言うのだそうだ。カーニバルを心から愛し、支えているのは、彼らのように貧しいながら日々を誠実に生きる底辺の人々なのである。おばあちゃんもバイアーナの衣装を身に着けて、踊りながら死ねれば本望だそうだ。
話をきいているうちに、ぞくっと心がざわめいた。これこそ、ラテンアメリカの真髄ではなかろうか。コロンブス以降、常に収奪と抑圧のくびきの元に呻いてきたラテンアメリカにあって、カーニバルは数少ない幸福な発明品かもしれない。つまり、ヨーロッパからもたらされた祝祭に、先住民やアフリカの血が導入されたことによって生み出されたハイブリットかつハッピーな作品なのである。三者の出会いは先住民の抹殺や植民地支配、奴隷貿易など負の側面が大きい。カーニバルはその不幸な出会いの中から生み出された、民衆による幸せな芸術作品の一つといえるだろう。
現実の社会の過酷さや醜悪さには目を覆いたくなるものがあるが、それでも生きることは楽しいことであり素晴らしいことだと、カーニバルに集う人々は輝きながら発信している。
いつも、その真の姿を明らかにはしてくれない、奥の深い多様な顔を持つラテンアメリカ。その多様性を横断する何かが、カーニバルのなかから浮かびあがってきそうな予感がした。
熱い思いが渦巻いてきた。カーニバルの間、焦点がはっきりしないまま、気になっていたのはこれかもしれない。そうだ、ほかのラテンの地のカーニバルを見に行こう!その先にアフリカの影も見えてくるような気がした・・・・・・。



白根全さま/カーニバル評論家/フォトジャーナリスト/ラテン系写真家/冒険家
<白根氏について>


大変興味深い(っていうか面白い)書評があったので、これをご案内します。

月刊誌「望星」より福田章氏による「カーニバルの誘惑」(毎日新聞社)の書評

http://www.tokaiedu.co.jp/bosei/books/0402.html
 
本人による肩書き カーニバル評論家(ざぶとん3枚!)
他人による肩書き フォトジャーナリスト/ラテン系写真家/冒険家/コーディネイター/偏屈爺とも。。^^!
お仕事 よく知らないのですが、7大陸140カ国以上訪問してるそう。
只今は南米ペルーのシクラス遺跡発掘調査に関わってるみたいだし、てんぷら油でサハラ砂漠横断エコ企画も関わってて、つまり私にはよくわかりません。
著書のほか、寄稿が沢山あるみたい。大学とかでの講演などもされてるようです。
ーが、本人出たがりではないようです。
その他 ギネスレコードをお持ちのようで。